挙児希望の患者さんへの想い(院長より)
はじめに、世間一般で言われるところの『不妊症』という言葉。私はこの言葉をあまり好みません。
できることならば、『未妊症』と言いたいのが本当のところです。『未だ妊娠に至っていないだけであり、“不”ではないから』そう私は思っています。なので『不妊症』という言葉には若干の違和感を感じています。しかし『不妊症』という言葉は世間では十分認知された言葉であり、多くの方にとっては違和感のない言葉なのだと思っています。ですので、世間に合わせて挙児希望の患者さんのことを『不妊症の患者さん』という表現の仕方でこのホームページや当院の公式ブログは記載しています。そんな院長のちょっとした思いを感じながらお読みいただけますと幸いです。
できることならば、『未妊症』と言いたいのが本当のところです。『未だ妊娠に至っていないだけであり、“不”ではないから』そう私は思っています。なので『不妊症』という言葉には若干の違和感を感じています。しかし『不妊症』という言葉は世間では十分認知された言葉であり、多くの方にとっては違和感のない言葉なのだと思っています。ですので、世間に合わせて挙児希望の患者さんのことを『不妊症の患者さん』という表現の仕方でこのホームページや当院の公式ブログは記載しています。そんな院長のちょっとした思いを感じながらお読みいただけますと幸いです。
基本方針
当院に来られている挙児希望患者さんにおいては、妊活を始めたばかりの方かた妊活歴の長い方まで幅広くいらっしゃいます。またそれぞれの方は『年齢』『家族環境』『社会環境』『2人目、3人目』など事情も違います。私たちはそれぞれの患者さんの心(考え方)や体をしっかり把握して、『鍼灸師として取り組めること』『鍼灸師にしかできないこと』を提案しながら『妊娠と出産』という目標に向かって取り組んでいきます。
健鍼灸院の不妊鍼灸の特徴
①できる限り『具体的』な治療を行っていきます
『妊娠しやすい体づくり』『体質改善』など抽象的な話ではなく、安定した周期や卵胞の発育数(採卵数の増加)など目的を明確にした説明と施術を行います。
②施術の方法はできる限り中村一徳先生による統計学的に優位差を出すことのできた方法でおこないます
健鍼灸院はJISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)に所属し、JISRAMが標準と定める施術方法及び設備を準備しました。健鍼灸院はJISRAMの全ての会員が受ける技術研修を修了しており、中村一徳先生よって統計学的に優位差のでた治療法および臨床データの集積により導き出された治療方法を用いた鍼灸施術を行っております。またそれに必要な機材を取り揃えております。
健鍼灸院で行う具体的な治療方法
①鍼灸治療:(針と灸を用いて刺激をします)
②低周波鍼通電療法:(特定の部位に刺した針に低周波の通電をいたします)
③レーザー:(スーパーライザーを用いて、体の深部(腹部・腰臀部)にある血管・神経・星状神経節(首)などへ照射し刺激します)
④赤外線治療器:(足部などをあたためます)
主にこの4項目によって治療を行っていきます。所用時間はおよそ40~50分かかります。そのぐらい時間と手間をかけなくてはこの大きな目標は達成できません。一回の治療にお時間がかかります事をご理解いただければと思います。
健鍼灸院の不妊鍼灸の特徴
①できる限り『具体的』な治療を行っていきます
『妊娠しやすい体づくり』『体質改善』など抽象的な話ではなく、安定した周期や卵胞の発育数(採卵数の増加)など目的を明確にした説明と施術を行います。
②施術の方法はできる限り中村一徳先生による統計学的に優位差を出すことのできた方法でおこないます
健鍼灸院はJISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)に所属し、JISRAMが標準と定める施術方法及び設備を準備しました。健鍼灸院はJISRAMの全ての会員が受ける技術研修を修了しており、中村一徳先生よって統計学的に優位差のでた治療法および臨床データの集積により導き出された治療方法を用いた鍼灸施術を行っております。またそれに必要な機材を取り揃えております。
健鍼灸院で行う具体的な治療方法
①鍼灸治療:(針と灸を用いて刺激をします)
②低周波鍼通電療法:(特定の部位に刺した針に低周波の通電をいたします)
③レーザー:(スーパーライザーを用いて、体の深部(腹部・腰臀部)にある血管・神経・星状神経節(首)などへ照射し刺激します)
④赤外線治療器:(足部などをあたためます)
主にこの4項目によって治療を行っていきます。所用時間はおよそ40~50分かかります。そのぐらい時間と手間をかけなくてはこの大きな目標は達成できません。一回の治療にお時間がかかります事をご理解いただければと思います。
鍼灸治療の効果は?
私が尊敬を申し上げる鍼灸師の先生は多数いらっしゃいます。最も尊敬しているのは言うまでもなく私の師匠である剛鍼灸治療院の斉藤剛康先生ですが、不妊症治療(不妊鍼灸)の分野において心から尊敬し、ご縁があっていろいろとご教授いただいている先生がおられます。
お一人は名古屋市にある明生鍼灸院の鈴木裕明先生です。長年にわたり全日本鍼灸学会など数々の学会で大変貴重な発表をされています。不妊鍼灸治療のパイオニア的存在であると私は思っております。中でも『子宮内膜形状不良患者に高度生殖医療と鍼灸治療を併用した57症例』や『中リョウ穴刺鍼が不妊症患者の子宮・卵巣血流に及ぼす影響』、『陰部神経鍼通電療法は採卵結果を向上させるか』などのご発表により鍼灸治療が不妊症治療の重要な要素へ大きな影響を与えることができることを示してくださいました。私は幸いなことに明生鍼灸院の先生方のご好意によりその研究で行われた施術方法に関する資料を一部ご提供いただくことができ、それを元に当院でも鍼灸治療を行わせて頂いております。
それと、もうお一方。京都市のなかむら第二針療所の中村一徳先生です。中村先生の発表されている内容も大変貴重なもので、第12回・第13回・第14回レーザーリプロダクション学会に招聘され不妊症治療の専門医の前で『鍼灸とレーザーとの融合』のご講演や『生殖鍼灸の標準化とLLLT』などシンポジウムでご講演をされました。不妊治療の第一線の生殖医療の先生方の前でのご講演であり、専門医の先生方の興味を大きく引き寄せるご講演でした。この中村先生が前会長を勤めておられるJISRAM(ジスラム)『日本生殖鍼灸標準化機関』が開催した講習会に参加させていただいた折、中村先生の施術所で実際に行われている治療方法をご教授いただくことができ、実際に当院でもその方法に沿った治療方法を採用させていただいています。
その他にも下肢や腹壁への一定刺激量の鍼通電療法が卵巣周囲の血流量の増加をさせるという研究結果などもあります。
このように鍼灸治療は不妊症患者さんの治療において、必要な要素への影響を与えることができるといえるデータが多く出てきております。
それらデータが出ていることを根拠に施術を当院では行わせていただいております。
【謝意】 明生鍼灸院の鈴木先生・木津先生、なかむら第二針療所の中村先生ご指導ありがとうございます。
また中村一徳先生に於きましては、当院ホームページにお名前の掲載をすることをご快諾くださりありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ここではっきり申し上げておく必要があることは、全ての不妊症に効果があるわけではないという点です。血液凝固の問題、染色体の問題、免疫の問題など様々な理由によって不妊症の状態になっています。この理由を鍼灸治療でクリアすることができる症例、効果の期待ができない症例、はっきりわかっていない症例などがあることもお伝えする必要があります。
健鍼灸院では患者さんがこれまで受けてきた検査結果やデータなどを拝見し現時点で明確にわかっていること、また未検査で現状が把握できていない部分に関する説明などを踏まえ、現時点で鍼灸治療を行うことによりどのような影響を与えることが出来るかをしっかりお話します。
都合のいいことばかりを患者さんに伝え、漫然と施術を受け続けさせることを健鍼灸院では一切いたしません。
お一人は名古屋市にある明生鍼灸院の鈴木裕明先生です。長年にわたり全日本鍼灸学会など数々の学会で大変貴重な発表をされています。不妊鍼灸治療のパイオニア的存在であると私は思っております。中でも『子宮内膜形状不良患者に高度生殖医療と鍼灸治療を併用した57症例』や『中リョウ穴刺鍼が不妊症患者の子宮・卵巣血流に及ぼす影響』、『陰部神経鍼通電療法は採卵結果を向上させるか』などのご発表により鍼灸治療が不妊症治療の重要な要素へ大きな影響を与えることができることを示してくださいました。私は幸いなことに明生鍼灸院の先生方のご好意によりその研究で行われた施術方法に関する資料を一部ご提供いただくことができ、それを元に当院でも鍼灸治療を行わせて頂いております。
それと、もうお一方。京都市のなかむら第二針療所の中村一徳先生です。中村先生の発表されている内容も大変貴重なもので、第12回・第13回・第14回レーザーリプロダクション学会に招聘され不妊症治療の専門医の前で『鍼灸とレーザーとの融合』のご講演や『生殖鍼灸の標準化とLLLT』などシンポジウムでご講演をされました。不妊治療の第一線の生殖医療の先生方の前でのご講演であり、専門医の先生方の興味を大きく引き寄せるご講演でした。この中村先生が前会長を勤めておられるJISRAM(ジスラム)『日本生殖鍼灸標準化機関』が開催した講習会に参加させていただいた折、中村先生の施術所で実際に行われている治療方法をご教授いただくことができ、実際に当院でもその方法に沿った治療方法を採用させていただいています。
その他にも下肢や腹壁への一定刺激量の鍼通電療法が卵巣周囲の血流量の増加をさせるという研究結果などもあります。
このように鍼灸治療は不妊症患者さんの治療において、必要な要素への影響を与えることができるといえるデータが多く出てきております。
それらデータが出ていることを根拠に施術を当院では行わせていただいております。
【謝意】 明生鍼灸院の鈴木先生・木津先生、なかむら第二針療所の中村先生ご指導ありがとうございます。
また中村一徳先生に於きましては、当院ホームページにお名前の掲載をすることをご快諾くださりありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ここではっきり申し上げておく必要があることは、全ての不妊症に効果があるわけではないという点です。血液凝固の問題、染色体の問題、免疫の問題など様々な理由によって不妊症の状態になっています。この理由を鍼灸治療でクリアすることができる症例、効果の期待ができない症例、はっきりわかっていない症例などがあることもお伝えする必要があります。
健鍼灸院では患者さんがこれまで受けてきた検査結果やデータなどを拝見し現時点で明確にわかっていること、また未検査で現状が把握できていない部分に関する説明などを踏まえ、現時点で鍼灸治療を行うことによりどのような影響を与えることが出来るかをしっかりお話します。
都合のいいことばかりを患者さんに伝え、漫然と施術を受け続けさせることを健鍼灸院では一切いたしません。
スーパーライザー照射について
不妊治療におけるスーパーライザーの照射
星状神経節(左図の位置)へレーザー照射を行います。
ここへレーザーを照射することにより、交感神経の興奮を抑え副交感神経優位の状態を作り出すことができます。これにより血流が改善され様々な疼痛や症状の改善をすることができます。
卵巣には交感神経と副交感神経が分布します。交感神経をブロックするとブロックしていない場合に比べて卵巣への血流量が大きく向上します。これを基に星状神経節へレーザーを照射して交感神経活動を少し抑制した状態を作り出してから鍼治療を行います。同様の方法による実験では、3か月間定期的に治療を行った患者さんの『胚盤胞まで卵割が進む割合が上昇する』という結果が得られています。
一方、『副交感神経を刺激することで血流の改善ができるのでは?』ということになります。一般的な理屈では正しい考えと言えます。しかし卵巣への血流に限っては『副交感神経の刺激を行っても血流改善の効果を十分に認めない』のです。この事実からしても、星状神経節へレーザーの照射を行うことが非常に重要であることがご理解いただけると思います。
ここへレーザーを照射することにより、交感神経の興奮を抑え副交感神経優位の状態を作り出すことができます。これにより血流が改善され様々な疼痛や症状の改善をすることができます。
卵巣には交感神経と副交感神経が分布します。交感神経をブロックするとブロックしていない場合に比べて卵巣への血流量が大きく向上します。これを基に星状神経節へレーザーを照射して交感神経活動を少し抑制した状態を作り出してから鍼治療を行います。同様の方法による実験では、3か月間定期的に治療を行った患者さんの『胚盤胞まで卵割が進む割合が上昇する』という結果が得られています。
一方、『副交感神経を刺激することで血流の改善ができるのでは?』ということになります。一般的な理屈では正しい考えと言えます。しかし卵巣への血流に限っては『副交感神経の刺激を行っても血流改善の効果を十分に認めない』のです。この事実からしても、星状神経節へレーザーの照射を行うことが非常に重要であることがご理解いただけると思います。
治療を始めるタイミングは?
当院での鍼灸治療+レーザー照射の目的をある程度ご理解頂けたのではないかと思います。それでは『いつ』当院を受診したらよいのか?ということになりますね。
基本的にはどのタイミングでご来院頂いてもかまいません。周期としても月経中(気にならなければ)、月経直後など特に気にする必要はありません。
ARTを取り組んでいらっしゃる方
取り組みの段階により開始すべきタイミングがあります
(卵活のための鍼灸)
主に卵の質の向上や採卵個数の増加、胚盤胞到達率の向上を目的とする施術です。
(卵活鍼灸+体調改善)治療をバランスよく行っていきます
JISRAMで共有されている情報では鍼灸治療開始後3ヶ月~6ヶ月以降よりその成果が認められるケースが多くあるとされています
定期的な治療を3ヶ月以上継続することでその効果が発揮され始めます
(着床のための鍼灸)
主に胚盤胞移植の着床率の向上を目的とする場合です。
移植周期の2~3周期前より治療を開始しします。
移植予定が未定の方でも、施術間隔を1回/週くらいに設定して(着床のための鍼灸+体調不良部分の改善)治療を行います。
移植予定が具体的になってきたら着床のための鍼灸を中心とした治療に切り替えていきます
どちらの治療も2週間に3回の治療を継続していきます。また治療間隔は7日間以上開かないことが必要です。『1週間に1度の治療ではだめなのか?』というご質問を頂きますが、これまでご紹介してきた内容は中村一徳先生が統計的に優位さを出すことのできた施術方法と治療間隔によるものです。ですのでそれ以下の治療頻度では同じ結果を出すことは困難と思われます。
お仕事、育児、介護など皆様のご都合があることも承知しております。できる限り皆様のライフスタイルを崩すことのないように、相談させていただきながら治療は進めてまいります。どうぞ遠慮せず御希望をお知らせください。最大限の前向きな考えをもっていろいろなご提案をさせていただきます。
基本的にはどのタイミングでご来院頂いてもかまいません。周期としても月経中(気にならなければ)、月経直後など特に気にする必要はありません。
ARTを取り組んでいらっしゃる方
取り組みの段階により開始すべきタイミングがあります
(卵活のための鍼灸)
主に卵の質の向上や採卵個数の増加、胚盤胞到達率の向上を目的とする施術です。
(卵活鍼灸+体調改善)治療をバランスよく行っていきます
JISRAMで共有されている情報では鍼灸治療開始後3ヶ月~6ヶ月以降よりその成果が認められるケースが多くあるとされています
定期的な治療を3ヶ月以上継続することでその効果が発揮され始めます
(着床のための鍼灸)
主に胚盤胞移植の着床率の向上を目的とする場合です。
移植周期の2~3周期前より治療を開始しします。
移植予定が未定の方でも、施術間隔を1回/週くらいに設定して(着床のための鍼灸+体調不良部分の改善)治療を行います。
移植予定が具体的になってきたら着床のための鍼灸を中心とした治療に切り替えていきます
どちらの治療も2週間に3回の治療を継続していきます。また治療間隔は7日間以上開かないことが必要です。『1週間に1度の治療ではだめなのか?』というご質問を頂きますが、これまでご紹介してきた内容は中村一徳先生が統計的に優位さを出すことのできた施術方法と治療間隔によるものです。ですのでそれ以下の治療頻度では同じ結果を出すことは困難と思われます。
お仕事、育児、介護など皆様のご都合があることも承知しております。できる限り皆様のライフスタイルを崩すことのないように、相談させていただきながら治療は進めてまいります。どうぞ遠慮せず御希望をお知らせください。最大限の前向きな考えをもっていろいろなご提案をさせていただきます。
治療費は?
当院では基本的な治療費は疾患や施術部位にかかわらず一律の施術料を頂戴しております。
なおスーパーライザーを使用する患者様は550円(税込)を別途頂戴しております。
不妊治療の患者さんは全員スーパーライザーを使用します。
初診時・・・・初診料1,100円+施術料4,200円+スーパーライザー550円
2回目以降・・・・施術料4,200円+スーパーライザー550円 (全て税込)
なおスーパーライザーを使用する患者様は550円(税込)を別途頂戴しております。
不妊治療の患者さんは全員スーパーライザーを使用します。
初診時・・・・初診料1,100円+施術料4,200円+スーパーライザー550円
2回目以降・・・・施術料4,200円+スーパーライザー550円 (全て税込)